ケンミン食品、アルファフーズと非常食向け米めん共同開発 賞味期限5年7カ月
- 2018/12/31
- 00:42
「焼きビーフン」で知られるケンミン食品(神戸市中央区)は、非常食メーカーのアルファフーズ(東京都中央区)と共同で、賞味期限が常温保存で5年7カ月と長い、非常食向けの「フォー(米めん)」を開発した。インスタントめんの特徴である軽くて持ち運びが便利なうえに、米めんのためグルテンフリー。食物アレルギーにつながるとされ原材料、小麦も含む27品目を使わずに製造した。
アルファフーズが2016年から進めている、食物アレルギーに対応した非常食の品ぞろえを強化する一環で開発。東日本大震災や熊本地震などの大規模災害時に、「安心して食べられる非常食が少なかった」と食物アレルギーを持つ被災者らから声が上がったのに対応した。今回のフォーも、乳、卵、小麦、そば、落花生、エビ、カニといった食物アレルギー特定原材料の7品目と、特定原材料に準ずる原材料の20品目を使わずに製造している。
ケンミン食品は阪神淡路大震災の被災企業として、アルファフーズの商品開発方針に賛同し、開発に参加した。ケンミン食品がビーフン製造で蓄積した技術を投入し、賞味期限の長さと、熱湯で戻したときの食感など、おいしさを両立させた。めんはケンミンの主力工場であるタイ工場で製造。アルファフーズが自治体や学校などの備蓄用として、卸売り中心で販売。1袋あたり500円程度になるもよう。
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