久元神戸市長、そごう神戸店譲渡「神戸経済にとって明るいニュース」

 久元喜造神戸市長は14日の定例記者会見で、セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武が阪急百貨店などを運営するH2Oリテイリングにそごう神戸店(神戸市中央区)を譲渡することについて、「三宮だけでなく神戸経済にとって大変明るいニュース」と述べ、前向きに受け止めた。そのうえで店舗の建て替えなど、同百貨店のリニューアルに期待感を示した。

 そごう神戸店の周辺は昨年9月に神戸市が公表した三宮再開発の基本構想で「玄関口としてのシンボル性の欠ける駅前空間」と指摘され、老朽化もあって建て替えなどが期待されていた。百貨店の経営がH2Oに変わることから、久元氏は「新しい形でリニューアルなども考えていただける余地が出てくると期待している」と語った。

 さらに久元氏は最近のそごう神戸店について「往時に比べれば売上高が減少しているのも事実」と指摘し、経営が改まることで店舗の活性化にも期待を寄せた。

 そごうとH2Oからは、両社の発表後に神戸市に対して連絡があったという。屋号が「そごう」から「阪急百貨店」に変わるとの報道もあったが、久元氏は「正式には聞いていない」と話した。(写真は元町から三宮に移転した1933年ごろのそごう神戸店=神戸市「こうべ 市政100周年記念」より)

20161015そごう神戸店1933年

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