MORESCO、自社ブランドで「化粧品」展開へ 会社定款に製造販売を追加



【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)は26日、会社定款で定める事業内容に、医薬部外品と化粧品の製造販売を盛り込むと発表した。現在は「医薬品の製造および販売」としている項目を「医薬品、医薬部外品、化粧品の製造および販売」に変更。準備を進めている自社ブランドでの化粧品販売に向けて、5月30日に開く株主総会で定款変更の承認を求める。

 MORESCOは油分に関するノウハウの蓄積から、水分の中に12ナノメートル(ナノは10億分の1)程度の油分の粒子が均一に分散している「ナノエマルジョン」を製造する技術を持つ。スキンケアの乳液として適した性質を持つことから、大手化粧品メーカーの採用に応じた量産体制を整備するとともに、ナノエマルジョンを配合した自社ブランドでの化粧品開発も進めている。

 同社によると「化粧品の発売時期など未定だが、定款は年に1回しか変えられる機会がないため、定時株主総会に付議することを決めた」(藤本博文取締役)という。化粧品は現在、社内外のモニターによってテスト中という。製品化の一歩手前の段階までたどり着いているようだ。

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