上組が大幅高、コロナ後高値 ONE好調・商船三井が上方修正で連想

20191231神戸株ワッペン

終値 2304円 +159円(+7.41%)


 22日の東京株式市場では港湾運送大手の上組(9364)が大幅に反発した。一時は前日比152円高の2297円まで上昇し、新型コロナウイルスの感染拡大で、相場全体の下落が目立ち始めた2020年2月20日以来の高値を付けた。前日大引け後に商船三井(9104)が業績予想を上方修正したのをきっかけに、上組株への連想買いが増えた。神戸港や東京港の上組が運営するコンテナターミナルでも貨物取扱高が増え、収益が拡大するとの期待感が高まったのを反映した。

 商船三井が業績予想を上方修正した主因は、郵船(9101)、川崎汽(9107)と共同で設立したコンテナ専業会社の「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」が好調で、持ち分法による利益が大きく膨らんだ。しかも2022年3月期の純利益が前期比2.3倍の2100億円になる見通しと、従来予想の9000億円から倍増した。第1四半期末を待たずに上方修正したことで、コンテナの運賃相場は上昇が続き、引き続き荷動きも活発との見方につながった。

 倉庫・運輸関連では、上組と同業で横浜港が本拠地の宇徳(9358)のほか、三菱倉庫(9301)、三井倉庫ホールディングス(9320)、住友倉庫(9303)、渋沢倉庫(9304)がそろって高い。

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