1月の神戸港、輸出入総額は前年比0.9%減 前年同月に春節の連休

20210218貿易統計

 神戸税関が17日に発表した1月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比0.9%減の6452億円だった。前年同月に比べて輸入額が9.8%減の2641億円だったのに対し、中国向けの輸出が伸びて輸出額は6.4%増の3811億円だった。昨年1月は25日が旧正月(春節)で、最大の貿易相手国である中国の連休があった。その反動で対中輸出の増加が統計に表れたもよう。半導体製造装置の輸出額は、1月としては過去最高を記録した。

 輸出額を主要地域別にみると、中国向けが前年同月比30.5%増の870億円と増加したのに対し、東南アジアのASEAN、米国、欧州向けの輸出は軒並み減少。品目別では「半導体製造装」が2倍の82億円、素材の「プラスチック」が28%増の318億円、「建設用・鉱山用機械」が44.3%増の229億円と伸びが目立った。「無機化合物」「科学光学機器」などの減少を補った。

 輸入額を主要地域別にみると、中国からの輸入は前年同月比10.6%減の753億円と、2カ月ぶりに減少した。他の地域でも減少。品目別では「医薬品」「プラスチック」などの現象が目立った。一方で欧州からの「たばこ」が1月として過去最高だった。

 1月の平均為替レートは1ドル=103円57銭と、前年同月に比べ5円73銭の円高・ドル安だった。全国の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.4%低下の5.4%になった。

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