11月の兵庫県一致指数2カ月ぶり上昇 基調判断は2カ月連続で上方修正

 兵庫県が29日に発表した2020年11月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から1.6ポイント上昇の72.8だった。2カ月ぶりに改善した。自動車などの生産が回復したのを反映した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「改善を示している」として、前月の「横ばい局面(上方への局面変化)を示している」との見方から上方修正した。基調判断の上方修正は2カ月連続。

 一致指数の上昇は、大口電力消費量や、所定外労働時間指数(全産業)が増加し、機械工業生産指数が上昇したことなどが寄与した。実質百貨店販売額、着工建築物床面積などの減少などを補った。

 大口電力消費量の発表数値が改定されたのを受け、兵庫県は9月の一致指数を71.2、10月を71.1と修正した。修正前は9月が72.9、10月が73.1だった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.3ポイント上昇の94.5と、6カ月ぶりに悪化した。鉱工業製品在庫率指数が上昇したほか、新車新規登録台数が減少、企業倒産件数が増加したことなどが影響した。生産材生産指数の増加などで補えなかった。

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