久元神戸市長「DX含めたチャレンジは一緒にできそう」 中小同友会と意見交換
- 2021/01/19
- 14:41
神戸市の久元喜造市長は19日、兵庫県中小企業家同友会との意見交換の終了後に記者団の取材に応じ、「コロナ禍を、いかにDX(デジタル・トランスフォーメーション)を含めた新たなチャレンジで乗り切るのかに関心が払われていることが分かり、ここは行政と一緒にやれる部分があるのではないか、との印象を持った」と感想を述べた。対策として「個々の企業に対する補助金もあるかもしれないが、人材育成やその支援に対する勉強会などもあり得るのではないか」との認識を述べた。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言で大きく影響を受けた飲食店を含め、今後の支援策は「国の施策と相まって、できるだけ即効性があるように進めていきたい」と述べた。
三宮再開発にも触れ、「他の都市に比べ遅れをとっている三宮再整備は進めていかかなければならないが、新しい建物はできてもお店がなくなっては仕方がない」と指摘。「街づくりの面と、いま影響を受けている事業者への支援を、どう並行してやっていくかが課題」と述べ、税収減で「神戸市の財政も傷ついた」という中にあって、いかに効果的な施策を打つかが新たな課題として浮上したとの認識を強調した。
久元市長は兵庫県中小企業家同友会の藤岡義己代表理事に加え、同会の会員である居酒屋などの飲食店経営者3人と意見交換した(写真、左側に中小企業家同友会)。意見交換は冒頭のあいさつのみ、報道機関に後悔した。
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