地下鉄新長田駅リニューアル、新デザインをネット投票で決定 11日から
- 2020/12/11
- 02:02
神戸市は10日、地下鉄西神・山手線の新長田駅で大規模リニューアルに着手したと発表した。新たなデザインは3案(図=神戸市の発表資料より)を作成し、どのデザインを採用するかネットでの投票で決める。投票は11日午後2時から2021年1月18日の午後11時59分まで。最も人気があったデザインを採用する計画だ。投票は期間中だけオープンする専用サイトからのみで、1人1回限り。神戸市営地下鉄で最も早く開業した駅の1つで、開業から43年が経過。リニューアルで施設の寿命延長や、省エネルギー化などをめざす。

C案のテーマは「復興・発展」だ。阪神淡路大震災の際には特に火災の被害が大きかった新長田地区が復興し、さらに発展していく力強さを表す。長田区の特徴である文化の多様性を、さまざまな形状のパネルで表現した。
新たなデザインに更新するのは駅の中央通路があるコンコース階とプラットホーム階の内装、地上の東出入口だ。1つ目のA案は「まちの温(ぬく)もり」がテーマ。木材やレンガの素材感で、街の「ぬくもり」や「やさしさ」を表現する。照明は木漏れ日をイメージしたやわらかい光で、落ち着きのある駅空間にする。

B案は「緑と光」がテーマ。西神・山手線のイメージカラーである緑を要所に配置する。一方で、地下鉄の駅の暗さを一新し、白を基調とした未来的で明るい駅にする。風に揺れる木々の揺らぎや光を駅のデザインに落とし込む。
C案のテーマは「復興・発展」だ。阪神淡路大震災の際には特に火災の被害が大きかった新長田地区が復興し、さらに発展していく力強さを表す。長田区の特徴である文化の多様性を、さまざまな形状のパネルで表現した。
西神・山手線の新長田駅は19年度に1日平均で4万2000人が利用する。JR神戸線、地下鉄海岸線と2線への乗り換えもできる主要駅だ。リニューアルによるデザインの一新と同時に、天井裏の配線や配管、換気、空調、照明などの設備を更新。老朽施設を使い続けるよりもコスト削減できるうえ、安全性や快適性も向上させる。
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