神戸・ハーバーハイウェイ、ETC設置まで夜間無料に条例改正へ 市長方針

 神戸市の久元喜造市長は10日の定例記者会見で、係員が不在になるため夜間の通行料金が徴収できていなかった有料の港湾幹線道路「ハーバーハイウェイ」について、ETC(自動料金収受システム)を設置するまでは無料にする方針を示した。2021年2月の定例市議会で条例改正を提案する。ハーバーハイウェイは神戸港のポートアイランドと六甲アイランドを結ぶ、貨物の通行量が多い道路。2015〜19年度の5年間だけで少なくとも、約7億円の通行料金が徴収できていなかったなどと、報じられていた。

 記者会見で久元市長は、貨物の通行量が大幅に減少する夜間に係員を配置して料金を徴収するとなると、収入よりも経費の方が大きくなることから、現状でも「神戸市に損失が生じてるとはいえないだろう」との見方を示した。そのうえで、夜間は無料で通行することの「根拠を作るべきではないか」と指摘。このため「ETCを設置するまでは無料にするという条例改正をするのが適正」として検討を進めていると明らかにした。

 久元氏によると、ハーバーハイウェイにETCが設置されていないことについて、2〜3年前に「私から問題提起して議論したことがある」という。議論を受けて2019年度の当初予算には、ハーバーハイウェイにETCを設置できるか検討する予算を計上していた。

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