スシローと元気寿司の経営統合白紙 神明HDはスシロー株売り出し、提携解消で

20190618神明ビル

 コメ卸最大手の神明ホールディングス(HD)と傘下の元気寿司、スシローグローバルホールディングス(GH)の3社は18日、資本業務提携を解消すると発表した。計画していたスシローGHと元気寿司の経営統合は白紙になる。経営統合に向けた協議を進めるなかで、将来的なブランド戦略の違いに加え、アジアを中心とした海外での店舗展開方式の違いなどが明確になったためとしている。(写真は神戸市中央区の神明HDが入るビル)

 3社は2017年9月29日に資本業務提携を発表。スシローGHと元気寿司の経営統合に向けて、統合準備委員会を立ち上げた。中長期的にみて国内では回転ずしの市場が成熟するとみられるなか、スシローと元気寿司がノウハウ出し合うことで、他社に先行して効率的に海外店舗を展開できると目論んだ。ただ、話がまとまらなかったため、経営統合に向けた協議を中止。3社の資本業務提携も解消することを決めた。

 神明HDの藤尾益雄社長は、兼務していたスシローGHの取締役を19日付で辞任する。そのうえで神明HDが保有しているスシローGH株の949万3035株(スシローGHの自社保有株を除く発行済み株式の32.72%)のうち、最大759万株の株式売り出しを実施する。神明HDは、残りのスシローGH株については原則として業務提携の終了後も引き続き保有する方針。影響力は弱まるが、神明HDはスシローGH株の10%弱を保有する筆頭株主にとどまる見通しだ。

 神明HDが保有している元気寿司株の360万株は、そのまま神明HDが保有する。神明HDは引き続き元気寿司株の4割強を保有する筆頭株主だ。

 スシローGHDは18日、国内外で660万株の株式売り出しを実施すると発表した。オーバーアロットメントによる追加売り出しは、99万株を上限に実施する。売り出し価格は6月26日〜7月1日の間に決める。主幹事はSMBC日興証券(事務)、みずほ証券、野村証券が務める。

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