三菱電機、スリランカで上水道向けシステム普及事業を本格化 神戸市も協力

 三菱電機は18日、主に神戸製作所(神戸市兵庫区)で製造する「上水道向け広域監視システム」の普及を、スリランカで促進する事業を本格的に開始すると発表した。同事業は三菱電機が提案し、日本の優れた技術を海外にも広める事業として、2017年8月に国際協力機構(JICA)が採択。神戸市水道局も協力し、スリランカで安全性の高い水道水を、より広い範囲で供給するのを支援する。

 上水道向け広域監視システムは、離れた場所にある複数の上水道設備を中央で一括して監視できるシステム。水質や水量を常時監視することで、水の供給を安定させる。今回JICAが採択した事業では、スリランカの政府上下水道公社を対象に、現地でデモシステムを使ったシステム運用の講習や、日本で運用しているシステムの視察などを通じて、同システムのスリランカでの導入をめざす。

 第1弾として日本で20〜26日に研修を開催。24日には三菱電機のシステムを導入している神戸市水道局の浄水管理センターを視察し、実際の日本の水処理を紹介する。三菱電機はメーカーとして技術を紹介する一方で、神戸市は実際にシステムを利用するオペレーターとしてスリランカにノウハウを伝えることになる。

 三菱電機は15年12月に神戸市と「水・インフラ事業の海外展開等に関する相互協定」を結んでいた。今後は、三菱電機が10月にもスリランカ西部州のデヒワラとカルタラで、配水施設に水質・水量の計測機器と、計測データを監視するデモシステムを導入する計画だ。システムに使う機器の調達やプログラミング、据え付けなどには現地企業を活用。持続可能な運用体制の構築にもつなげる。

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