久元神戸市長「ルミナリエ開催の意義は失われていない」 井戸兵庫知事とも話す

 20161124神戸ルミナリエ

 神戸市の久元喜造市長は21日の定例記者会見で、財源不足などが懸念されている神戸ルミナリエ(イメージ図=神戸市の発表資料より)について「私自身は来年も、基本的には今年と同じような形で開催したいという希望を持っている」と話した。「ルミナリエを開催する意義は失われていない」とも強調。募金額が減少したことについては「学生の(募金活動の)努力には本当にありがたく感じており、行政も努力をすべきではなかったかと感じている」と反省した。

 阪神淡路大震災で暗闇に沈んだ1995年の神戸をルミナリエが照らし、感動と勇気につながった--という経緯について久元氏は「本当にたくさんの方から聞いた」と話した。そのうえで「歳月がたてば、そうした思いが変わるのもやむを得ないが、神戸を全国に発信できている規模の大きなイベントであり、そうした歳月がたつ中で今年も昨年とほぼ同程度の来場者があった」と述べ、神戸ルミナリエの意義を指摘した。

 兵庫県の井戸敏三知事が13日の定例記者会見で、井戸氏が久元氏と連れ立って神戸ルミナリエ組織委員会への出席に意欲を述べたことについて、久元氏は「ルミナリエを点灯した初日、会場を歩いている時に(井戸知事から)一緒に出席して『発破をかける』と言われた」と明かした。さらに「発破をかけるのが良いのか分からないが、組織委員会の声を直接聞くことなどを通じて、多くの市民の理解を得て良い方向で、来年も開催されるよう対応していきたい」と続け、組織委員会への出席にも意欲を見せた。

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