久元神戸市長「震災後20年にできなかった取り組みが動き始めた」 2016年を総括

20161221久元市長定例記者会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公表した動画より)は21日の定例記者会見で、2016年を総括して「震災後20年の間にはできなかった課題への取り組みが、本格的に動き始めた1年だった」と語った。阪神高速湾岸線の住吉浜〜駒ヶ林南で事業化が決まったほか、神戸市垂水区と明石市を結ぶ神戸西バイパスの未整備区間も着工への方向性を国が示すなど、「特にインフラ整備」(久元氏)で動きが出たと今年1年を振り返った。

 このほか三宮再開発の関連では神戸阪急ビル東館が建設工事に着手。神戸市も東遊園地の芝生化を本格的に実施したことも、「動き始めたこと」として挙げた。さらに「長年の課題だった」という神戸空港の運営権売却についても「道半ばだが手続きを粛々(しゅくしゅく)と進めることができている」と評価。引き続き順調に手続きを進めたい意向を改めて示した。

 神戸市長として1期目最後の1年である来年について記者が質問すると、「元気で、にぎわいのある街にしていくのが大事だと思うし、具体的な取り組みを加速しなくては」と意欲を述べた。NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」の放送や神戸開港150年もあって、神戸の魅力を発信する取り組みには「絶好の年だと思う」とも強調した。

 年末年始の過ごし方は「まだ何も考えていない」という。「少なくとも役所に来るのはやめようと思っている」と話していた。

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