ケミプロ化成の4〜6月期、税引き益71%減 紫外線吸収剤の販売数量減

 ケミプロ化成が10日発表した2018年4〜6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比71%減の1700万円だった。主力製品である紫外線吸収剤の販売が、競争激化を受けて減少。同社全体としても減収になったことなどが響いた。営業外費用に計上した生産休止費用が約3900万円とやや膨らんだのも影響したとみられる。売上高は8%減の23億円、営業利益は34%減の9100万円になった。

 19年3月期の業績予想は据え置いた。足元の業績は、おおむね計画を上回る推移というが、通期の予想については必要に応じて見直す方針としている。税引き利益は前期比53%減の9000万円になる見通し。年3円配の予定も維持した。

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