山陽電、台湾鉄路管理局との乗車券交流を継続 台湾からの券種を追加

20180405東北角一日券

 山陽電気鉄道は、使用済みの乗車券を使った台湾鉄路管理局(台鉄)との相互交流サービスを継続すると発表した。当初17年3月末までを予定した乗車券交流を18年3月末まで延長していたが、さらに期間を19年3月末まで1年間延長する。加えて、台湾からの観光客が「HIMEJI TOURIST PASS(姫路ツーリストパス)」を購入した際に、山陽百貨店などの割引券と引き換えられる乗車券の種類を増やす。台湾からの観光客へのサービスを拡大した形だ。

 台湾から日本に訪れた観光客が姫路ツーリストパスを購入した際、従来は台鉄が発行した使用済み「東北角一日券」(写真=山陽電の発表資料より)を山陽百貨店、須磨浦山上遊園、舞子ホテルのいずれかで使える割引券と交換していた。4月からは使用済みの「平渓・深澳雙支線一日券」でも割引券と引き換えられる。姫路城を訪れる訪日客に、沿線施設の利用を促す。

 日本から台湾を訪れた観光客向けには、山陽電で使った8種類の使用済み「1dayチケット」が台湾で、観光名所「九份」「十分」を訪れることができる「東北角一日券」と、引き続き交換できる。山陽電は14年12月に台鉄と姉妹鉄道協定を結び、15年12月から乗車券交流を開始していた。

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