世銀の防災フォーラム「伝統・革新・強じん性」を議論 駐日特別代表ら記者会見

20240313世銀記者会見

【神戸経済ニュース】世界銀行の米山泰揚・駐日特別代表(写真右)は12日に兵庫県庁で記者会見し、6月16〜21日に姫路市で開催する「世界銀行・防災グローバルフォーラム(UR2024)」について、「伝統、革新、強じん性・しなやかさの3つに焦点を当てた議論を進めていきたい」と方針を表明した。防災グローバルフォーラムは2010年に世銀の本部がある米ワシントンで開催して以来隔年で、世界各地で開催してきたが、アジアで開催するのは今回が初めて。

 途上国が経済開発する際にも、防災の視点を定着させることなどがねらい。米山特別代表は「これまで偶然にもアジアの都市で開催していなかったが、アジアであれば世界で最も防災についての蓄積があり、最も貢献している日本で」開催するのがふさわしいと指摘。さらに阪神淡路大震災から30年を翌年に控え、兵庫県内で開催ができれば発信力はより高まると判断。そのうえで会議場の規模などを検討して姫路での開催を決めたと説明した。

 米山氏は兵庫県の斎藤元彦知事(写真中)、姫路市の清元秀泰市長(同左)と共同で記者会見した。斎藤知事は「今回の防災フォーラムで得られた知見をレガシーとして、25年の大阪・関西万博の期間中に予定している『創造的復興サミット』の議論にも活用したい」と話した。清元市長は「ホストシティ(開催都市)として参加者の方々に快適に滞在できる環境を提供するとともに、歓迎のメッセージをお届けしたい」と語った。事前登録は必要だが、原則として誰でも参加ができる。会場はアクリエ姫路(姫路市)。

◎世界銀行・防災グローバルフォーラム(Understanding Risk Global Forum)
<主な日程(変更の可能性あり)>
▽6月16日(日)
・一般向けシンポジウム(清元姫路市長が参加、午後)
▽6月17日(月)
・開会式(夕刻)
▽6月18日(火)
・全体会合(斎藤兵庫知事が参加、午前)
・分科会(午前)
・ランチセッション
・市長ラウンドテーブル(清元姫路市長が参加、午後)
・分科会(午前)
▽6月19日(水)
・全体会合(午前)
・分科会(午前)
・ランチセッション
・分科会(午前)
・閉会式(午後)
▽6月20日(木)、21日(金)
・スタディツアー(県内防災施設など)
・研修・ワークショプなど
▽期間中随時
・防災関連企業・団体などによるパネル展示

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