三宮再開発 「京阪神に貢献」JR西日本・都市機構・神戸市の3トップが期待語る

20240307三宮再開発3top

【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)の長谷川一明社長、都市再生機構の中島正弘理事長、神戸市の久元喜造市長は6日、同日に起工式を開いたJR三ノ宮駅の新駅ビル建設を含む三宮再開発への期待を語る座談会に出席した。長谷川社長は三ノ宮駅について「神戸市の玄関口ということだけではなくて、関西、そして日本の大都市におけるですね、重要な拠点」との位置付けを示すと、久元市長は「駅ビルができることで、神戸が京阪神全体の発展に貢献していくという立ち位置を大事にしたい」と強調。さらに中島理事長が「駅を中心にした街づくりは、これから世界のトレンドになる」と意気込んだ。

 JR三ノ宮駅は三宮に集まる鉄道駅の中で最も乗降客数が多く、位置も各鉄道の中心に立地する。このため長谷川氏は、新たな駅ビル建設が「単なる駅ビル事業ではなく、街づくりへの貢献、都市における重要な公共空間のを提供といった役割をはたしていきたい」と強調。そのうえで「地域のさまざまな商業施設など、地域と連携しながら、(三宮を訪れた人が)より広域的に街全体を周遊していただけるきっかけになれば」と展望を語った。

 一方でJR三ノ宮駅は1日に10万人超、阪神・阪急の神戸三宮駅はそれぞれ9万人超、8万人超の乗降客数がある国内有数のターミナルだ。さらには神戸市営地下鉄やポートライナーとの乗り継ぎも多い。久元喜造市長は「渋谷(渋谷駅=東京都渋谷区=周辺の5街区再開発)の経験を生かしてほしい」と都市再生機構に期待する。同機構は渋谷再開発で施工を担当する建設各社と連携し、「地下鉄の駅がビルの地上3階にあるなど複雑かつ、ものすごい数の人たちが動き回っているのを維持しながら街のリニューアルを進めた」と久元氏は指摘した。

 中島氏は、都市再生機構が前身の日本住宅公団だった1950〜60年台の高度経済成長期から、神戸市内のニュータウン開発に携わった経緯を念頭に「住宅の建物は古くなり、住民も高齢化するが、これをどうやって、にぎわいを取り戻し再び高齢者にも若い人、子育て世代に住みやすい空間に変えていくか、ということと都心の再生を連動させる取り組みを実現させたい」という。「日本中の課題であり、いろんな国のモデルになる課題だと思っているので、そういう視点で取り組みたい」と述べ、三宮再開発をより広い視野で捉えていることを示した。司会は神戸芸術工科大学の長濱伸貴教授が務めた。(写真は座談会の様子=左から長浜氏、長谷川氏、久元氏、中島氏)

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