日銀神戸支店、景気「緩やかに回復」据え置き 業務用機械は「下げ止まり」

20240312日銀概況

【神戸経済ニュース】日銀神戸支店が12日に発表した3月の管内金融経済概況では、兵庫県景気の総括判断を据え置き「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに回復している」との見方を5カ月連続で示した。引き続き景気が回復局面にあることを改めて確認した。

 個人消費や官民による投資、輸出、雇用・所得環境の各要素についても、総じて判断は据え置き。緩やかな改善が続いているとの認識を示した。生産の動向については全体でみて「横ばい圏内で推移している」との見方を維持したが、業種別では半導体製造装置や関連機器などを含む「はん用・生産用・業務用機械」が「下げ止まりつつある」として、従来の「減少している」から上方修正。生産調整を終えた給湯器などを含む「金属製品」も「弱めの動き」から「横ばい圏内の動き」に判断を引き上げた。

 一方で物価はこのところ上昇が鈍化している。1月の神戸市消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く総合)は前年同月比2.0%上昇。22年8月以来ほぼ1年半ぶりの小幅な伸び率にとどまった。記者会見した日銀神戸支店の竜田博之支店長は「引き続き前年を上回って推移しているが、しっかり注視していきたい」と話した。

 当面の景気を見極めるうえで竜田支店長は、海外経済の動向とともに「個人消費の回復傾向を支える賃金動向」が鍵になると指摘。足元で大企業が高い水準で賃上げの方針を打ち出しているほか、人手不足への対応もあってパート・アルバイトの賃金もおおむね上昇傾向にある。「中小企業の賃金改定状況が見えてくるのはもう少し先」になるが、そのうえで「県内企業の賃金・価格設定の動向について、上げ幅だけでなく、持続性についてもしっかりとみていきたい」と強調した。

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