カルナバイオ、米国で「STING阻害剤」の特許取得へ 米特許商標庁が特許査定

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)は11日、自己免疫疾患の治療薬と期待されている「STING阻害剤(アンタゴニスト)」について、米特許商標庁から特許査定を受けたと発表した。特許査定通知を受け取ると通常は、特許料を支払うことで特許権が発生する。

 STINGと呼ばれる経路を通じた過剰なシグナル伝達が、全身性エリトマトーデスやリウマチといった自己免疫疾患の要因とされている。このためSTING経路のシグナルを阻止する今回の薬剤が、こうした難病の治療につながるとの期待が大きい。さらに近年の研究で、がん治療薬としての期待も高まっているという。

 カルナバイオが開発したSTING阻害剤を巡っては、医薬品として開発するライセンス契約を結んでいた米社フレッシュ・トラックス・セラピューティクス(旧ブリッケル・バイオテック、コロラド州)が、清算・解散を決めた経緯があった。このライセンス契約をどう取り扱うかは「引き続き協議中」(カルナバイオの経営企画部)という。

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