カルナバイオ、米ブリッケルと新薬でライセンス契約 一時金2.2億円を今期計上

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)は2日夜、同社が創出した新たな薬剤「STING阻害剤」について、米ナスダック市場に上場するブリッケル・バイオテック(コロラド州)と同日付でライセンス契約を結んだと発表した。同薬剤について全世界での開発・商業化の権利をブリッケル社が取得する。免疫・炎症疾患の治療薬として開発する見通し。経口投与が可能で、強力な作用があるのが特徴という。

 カルナバイオはブリッケルから契約一時金を200万ドル(約2億2000万円)を受け取り、2022年1〜3月期に計上する。開発や申請・承認などの進捗に応じた一時金などは最大で2億5800万ドル(約283億円)を受け取る見込み。そのうえで医薬品として発売した後は、売上高に応じた5〜10%の料率の段階的なロイヤリティを受け取ることができる。一方でブリッケルは今後の開発費用を全額負担する。

 同社が10日に予定している2021年12月期の決算発表では、今回の契約の影響を含めた22年12月期の業績予想を開示する予定としている。

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