(動画)「スマイル」で見送る、新神戸発の新幹線 7〜9月の発車音をジャズに



【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)は7月1日〜9月30日の3カ月間、山陽新幹線・新神戸駅で新幹線の発車を予告するメロディー(発車メロディー)に、ジャズのスタンダード(定番)曲として知られる「スマイル」の生演奏を録音した音源を採用する。JR6社が展開する「兵庫デスティネーションキャンペーン」の期間中に、「ジャズの街・神戸」をアピールするのがねらい。神戸で日本人のプロミュージシャンによるジャズが初めて演奏されてから100年を迎えたのを記念した、神戸市の「神戸ジャズ100周年事業」と連携した。(動画に発車メロディーの音声を収録)

 神戸を訪れた人がスマイル(笑顔)で帰ってほしいという願いを込めた。「スマイル」は1936年にチャップリンが作曲し、映画「モダンタイムズ」で使用した曲だ。神戸が日本での映画発祥の地ともいわれ、戦前に来日したチャップリンが神戸を訪れたこともある。このため神戸に縁のある曲としてスマイルを選曲した。新大阪・東京方面に向かう上り電車は冒頭の歌い出しの部分、岡山・博多方面に向かう下り電車は曲の後半部分を、それぞれトランペット奏者の広瀬未来(ひろせ・みき)さんが編曲して発車メロディーに仕立てた。

 このほか「まちなかBGM」として神戸市内にあるJR西日本の住吉駅、六甲道駅、三ノ宮駅、元町駅、神戸駅、垂水駅の6駅でジャズの楽曲をBGMとして館内放送する。採用した曲目は「Manteca」「Take the A Train(A列車でいこう)」「Art of the Big Band」「I Remember You」「Black Nile」「Smoke Gets in Your Eyes(煙が目にしみる)」「Take Five」「Randi」「Who Me」「This I Dig of You」の10曲だ。演奏は神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校のビックバンド、講師、卒業生らが手掛けた。

 神戸市は7月から順次、神戸空港や神戸市営地下鉄の車内、路線バス(シティループ・ポートループ)の車内、商店街など、街中のさまざまな場所でジャズのBGMを展開する計画。JR三ノ宮駅西口の男女トイレで流してきたジャズのBGMも、新たな演奏に差し替える予定だ。

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