(動画)斎藤兵庫知事「観光復活の起爆剤に」JRの大型観光キャンペーン開幕



【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は1日、神戸駅で開催したJRグループの大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン」の開幕セレモニーであいさつし、「兵庫観光の復活、復興にとっての大きな起爆剤になることは間違いない」と述べ、キャンペーンをきっかけとした国内各地から県内への観光誘客に期待を表した。過去3年間は新型コロナウイルスの影響で、観光業は停滞したが「これから人の流れを盛り上げていくのが大事なタイミング」と強調した。

 斎藤知事は、観光地には「なぜこういったものがあるのか、背景にはどのような歴史や文化、いとなんできた人たちの努力があるのかを知っていただくのが、コロナ後の新しい観光の姿」であると紹介。味わい深い旅行を提供できる自信を見せた。「今回の兵庫デスティネーションキャンペんをしっかりと成功させて、さらに2025年の大阪・関西万博(国際博覧会)に向けて関西全体が盛り上がっていく」と述べ、県内各地への海外からの誘客にもつながることへの期待を語った。

 開幕セレモニーは普段は使われない神戸駅の1番のりばで、姫路を出発して尼崎で折り返し、城崎温泉に向かう「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」が神戸駅に立ち寄るのに合わせて開催した。同列車は日本旅行が主催したツアーの専用列車。神戸駅の停車中にはセレモニーの開催とともに、ジャズの演奏、有馬温泉の芸妓による「灘の酒」の振る舞い酒、神戸スイーツとして神戸風月堂(神戸市中央区)のプチゴーフルで、ツアー参加客をもてなした。

 JRグループ6社による「デスティネーションキャンペーン」は国鉄時代から続く国内最大の観光キャンペーン。3カ月間ごとに都道府県単位で地域を決めて、全国の駅などで観光誘客を展開する。兵庫県に誘客するデスティネーションキャンペーンは09年4〜6月の「あいたい兵庫」キャンペーン以来、14年ぶり。期間中のみ体験できるプログラムなどを盛り込んだ旅行商品を旅行会社が販売するほか、JR西日本のMaaS(マース、次世代移動サービス)アプリである「WESTER」を通じて周遊パスを販売するなど新たな試みも盛り込んだ。

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