日製麻、連日の大幅高 大株主「ゴーゴーカレー」巡り思惑とも

20191231神戸株ワッペン

終値448円 +35円(+8.47%)

【神戸経済ニュース】1日の東京株式市場では麻袋大手で日本製麻(3306)が連日の大幅高。一時は前日比41円高の454円まで上昇し、2020年8月25日以来およそ2年ぶりの高値を付けた。終値でも東証スタンダードの値上がり率ランキングで8位になった。特に目新しい買い材料は出ていないようだが、大株主でカレー店を展開するゴーゴーカレーグループ(東京都千代田区)による買いが日製麻の株式の保有比率を高めていることで、思惑が出たとの見方があった。

 日製麻は「ボルカノ」ブランドで、レトルトカレーやスパゲティーソースなどを製造する。ゴーゴーカレーグループは3月28日に提出した大量保有報告書で、グループ会社と合わせて5.10%の日製麻株を保有していることが明らかになった。さらに6月3日、同23日に提出した変更報告書で、断続的に日製麻株に買いを入れていることも分かった。このため足元で需給が引き締まりやすい、との見方が浮上しやすいようだ。

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