神戸阪急、6月の売上高3.5%減 改装影響で実質2ケタ%増か

【神戸経済ニュース】エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O、8242)傘下の神戸阪急によると、同店の6月の売上高は前年同月比3.5%減(速報値)だった。3カ月ぶりに前年同月を下回った。ただ改装で閉鎖している売り場が多く、現在営業中の売り場で前年同月と比べる実質ベースでは、10%を超える伸びになったとみている。前年同月に新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」を受けて土日に休業。昨年6月は緊急事態宣言の解除後も「まん延防止等重点措置」が適用になるなど、行動制限の影響を受けた反動が現れた。

 店内の階層に伴い新館2〜3階や6階を閉鎖していたたほか、本館でも一部を改装中で、2023年秋ごろにかけて順次完成する予定。そうした中で食品が好調に推移。化粧品や雑貨なども堅調だった。ファッションも営業中の売り場で比較した実質ベースでは、前年同月を上回ったという。

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