12月の兵庫鉱工業生産0.3%減 基調判断「緩やかな持ち直し」据え置き

20190220鉱工業生産

 兵庫県が20日に発表した2018年12月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比0.3%低下の103.0と、2カ月連続で生産が減少した。生産活動の基調判断は据え置き、2カ月連続で「緩やかな持ち直しの動きが見られる」との見方を示した。業種別の生産指数をみると主要9業種のうち6業種が低下した。

 鉱工業生産指数に占めるウエートが9業種のうち最も大きい「はん用・生産用・業務用機械工業」が前月比13.2%低下と比較的下げ幅が大きかった。トンネル掘進機、ショベル系掘削機会、圧縮機、蒸気タービン部品などの生産が減少した。このほか「食料品工業」「鉄鋼業」などの生産が減少。半面、2番目にウエートが大きい「化学工業」などが伸び、指数を下支えした。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が15日に発表した11月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.9%低下の104.8だった。

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