3月の神戸市消費者物価、前年比2.8%上昇 宿泊料など寄与か

20240419消費者物価

【神戸経済ニュース】総務省が19日に発表した3月の神戸市消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で2.8%上昇の106.1になった。旅行代金や宿泊料などを含む「教養娯楽サービス」が6.8%上昇。ペットフードなどを含む「教養娯楽用品」が4.5%上昇と、上昇が目立った。半面、「ガス代」は11.0%下落、「電気代」は1.3%下落した。

 10大費目別の指数を前年同期比でみると、9費目が上昇。「教養娯楽」「生鮮食品を除く食料」「家具・家事用品」「被服および履物」「住居」「保健医療」「交通・通信」「諸雑費」「教育」が値上がりした。値下がりしたのは前月と同じ「光熱・水道」だけだった。

 欧米などで使うことが多い指標「生鮮食品およびエネルギーを除く総合」は前年同月比3.3%上昇。先月(3.5%上昇)よりも小幅ながら伸びは鈍化した。

 全国統計では、総務省が同日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く総合)が106.8と前年同月に比べ2.6%上昇した。前月比(季節調整値)では0.1%上昇した。


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