モロゾフ株が連日の年初来安値 緊急事態宣言、範囲拡大や延長論に警戒感も

20191231神戸株ワッペン

終値 5190円 -50円(-0.95%)

 19日の東京株式市場では洋菓子を製造販売するモロゾフ(2217)が反落した。一時は前日比70円安の5170円まで下落し、連日で年初来安値を更新した。新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、4月25日には4都府県だった対象地域が9都府県に広がったほか、さらなる期間の延長論もちらついている。大規模商業施設に休業を要請する自治体もあり、百貨店などへの出店が多いモロゾフの収益に影響しかねないといった懸念で、売りが出やすいという。

 ただ休業を要請された大規模な商業施設も、生活必需品として食品売り場を営業するケースがほとんど。モロゾフは神戸経済ニュースの取材に対し「現在の臨時閉店は近畿地方のカフェの一部などにとどまり、洋菓子を販売する店舗はほぼ全店が営業している」と明らかにした。移動の自粛でみやげ物需要などは低調というが、同社の商品にはプリンなどを中心に自宅で消費するために購入するケースも多い。収益への影響は引き続き見極めが必要のようだ。

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