Rフィールド、今期純利益83%減に下方修正 新型コロナで臨時休業相次ぎ

20200416Rフィールド修正

 サラダや総菜を製造販売するロック・フィールドは16日、2020年4月期の連結純利益が前期比83%減の2億9700万円になりそうだと発表した。従来予想の12億円から下方修正し、減益幅が拡大する見通しになった。新型コロナウイルスの感染拡大を巡る外出自粛要請や緊急事態宣言を受け、出店先の百貨店などで臨時閉店や営業時間の短縮が相次いだのが響く。同社は3月2日にも通期予想を引き下げていたが、3〜4月の新型コロナの影響を新たに織り込んだ。

 売上高は6%減の477億円、営業利益は83%減の4億1600万円を見込む。従来予想は509億円、18億円で、減収・減益幅が拡大する。現在、グループ314店舗のうち約70店舗が休業中。その他の多くの店舗も営業時間を短縮しているという。売上高が大幅に減少する一方で、販売・生産のスタッフは維持する必要があるため固定費は大きく変わらず、減収が利益に影響しやすい状況になっている。

 配当計画は従来予定を変更しない方針だ。同社は4月期末に23円の配当を予定。年間では32円配とする。

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