ロック・フィールド、株主優待を強化 長期保有の株主を優遇

 ロック・フィールドは9日、株主優待を強化すると発表した。継続して保有した期間が5年を超える株主には、優待品として配布する「おそうざい券」を増やす。今年4月末の1株を2株にする株式分割を実施し、発行済み株式数が増えたのを機に、個人投資家向けにより長期間の株式保有をうながす。おそうざい券はロック・フィールドが運営する店舗で金券として使用できる。

 毎年4月30日現在の株主名簿に記載された株主が、株主優待の対象になる。通常は200株以上500株未満のロック・フィールド株を保有する株主には1000円分のおそうざい券を配布、500株以上1000株未満なら3000円分配布などとしている。だが5年以上継続して保有した株主には、それぞれ1000円分多く配布して優遇する。おそうざい券の配布は年1回、定時株主総会が終わった後の7月下旬を予定する。

 「5年以上の継続保有」を数え始める起点は2017年4月30日にする予定だ。これまで長期間、同社株を保有した株主への優待を目的として、17年4月30日の株主名簿に記載された100株以上を保有する株主全員に、500円分のおそうざい券を配布する。株主を対象とした本社工場の見学会は、従来通り実施。応募者多数の場合は抽選になる。

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