アシックスの1〜3月期、純利益43%減 出店拡大で販管費が増加

20180508アシックス決算グラフ

 アシックスが8日発表した2018年1〜3月期の連結決算は、純利益が前年同期比43%減の53億円だった。直営店の出店を拡大したことで、販管費が増加したのが響いた。前年同期には為替差益9億円を計上したが、今回は11億円の為替差損を計上するなど、円相場の上昇も利益を圧迫した。

 売上高は7%減の1046億円、営業利益は35%減の85億円だった。国内では収益性が低いスポーツウエアの一部を縮小したことで減収、海外も米国の不調を東アジアなどでの伸びで補えなかった。中国ではランニングシューズやオニツカタイガーシューズが好調だったという。

 18年12月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は7%減の120億円になる見通しだ。

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