王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」死ぬ 国内最高齢・2000年に来日

【神戸経済ニュース】神戸市は1日、王子動物園(神戸市灘区)で飼育していたメスのジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」が死んだと発表した。心臓疾患に起因する衰弱死で、3月31日午後11時56分に死んだのを確認した。

 タンタンは1995年9月に中国・四川省で生まれた。28歳だった。2000年7月に来日し、王子動物園での飼育が始まった。国内でも最高齢のジャイアントパンダで、人間の100歳近くに相当する高齢だったという。

 2020年7月15日を期限に中国に返還することが決まったが、新型コロナウイルスの影響で中国・成都への直行便がなくなったため見送りになった。その後、心臓の病気が明らかになったため、経過措置として王子動物園にそのまま留め置くことになった経緯があった。

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