大和ハウス、神戸医療産業都市にレンタル実験室 26年11月に開業予定

20240401大和ハウスラボ

【神戸経済ニュース】大和ハウス工業(1925)は神戸医療産業都市に化学薬品や血液・細胞などを使った実験ができる実験室(ウエットラボ)を中心としたレンタル実験室の施設(完成予想図=神戸市提供)を開発する。神戸市からポートライナー計算科学センター駅から徒歩数分の土地、3095平方メートルの土地を3月28日付に取得した。2026年11月の開業をめざす。神戸市は大和ハウスに5億4175万6000円で土地を売却したと発表した。

 大和ハウスは、神戸市が2023年12月5日から24年1月29日に実施した公募に応募した。ポートアイランドの第2期地区では、民間が開発する初めてのレンタル実験室の建物になる。ウェットラボを提供する施設はいずれも入居率が高く、神戸医療産業都市では実験室の新たな実験施設の提供が急務になっている。

 大和ハウスは医療産業の集積をめざすキングスカイフロント(川崎市川崎区)や九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)付近で、レンタル実験室を含む施設を開設した実績がある。高い入居率が見込める神戸医療産業都市でも、安定した収益になると見込んで進出を決めた。機能性の高い設備を配置する計画で、幅広い研究に対応する。入居者間のコミュニティ形成も後押しして、入居者の事業拡大につなげる。

 延べ床面積は約8000平方メートルを計画。25年7月に着工予定だ。

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