12月の兵庫県一致指数、3カ月連続で低下 基調判断「下げ止まり」を据え置き

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【神戸経済ニュース】兵庫県が29日に発表した2023年12月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.4ポイント低下の86.2だった。3カ月連続で低下した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、「下げ止まりを示している」との見方を2カ月連続で示した。

 一致指数の低下は、着工建築物床面積や百貨店・スーパー販売額の減少、機械工業生産指数の低下などが響いた。有効求人倍率の改善や、鉱工業生産指数、労働投入量指数の上昇で補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比1.1ポイント低下の94.6と、2カ月連続で低下した。鉱工業製品在庫率指数の上昇や、生産材生産指数の低下などが響いた。

  指数の基礎資料の改定などで過去に遡って指数を算出し直すことがあり、これまでに発表された速報値と前月までの計数は異なる場合がある。

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