1月の神戸港、輸出入総額が9カ月連続で前年比減 対中輸出は同月で最高

20240222貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が21日に発表した1月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比3.5%減の8480億円だった。9カ月連続で前年同月を下回った。輸入は9カ月連続で前年比減、一方で輸出は4カ月ぶりに前年同月を上回り、1月としては過去最高を記録した。半導体等製造装置やプラスチックなどで、対中輸出が大幅に増えたのが寄与したとみられる。

 輸出額は前年比5.0%増の4969億円だった。「半導体製造装置」が66.3%増の211億円と大幅に伸び、1月として過去最高を記録した。中国・米国・韓国向けの伸びが目立った。「プラスチック」の輸出も中国向けや米国向けなどが増加。11.3%増の358億円と膨らみ、1月としては過去最高になった。仕向け地別では、中国が前年比42%増の1065億円と、1月としての過去最高を記録した。

 輸入額は前年比13.3%減の3511億円。中国・チリ・米国などからの「無機化合物」が減少し、前年比46.7%減の190億円と大幅に減少した。ギリシャなどからの「たばこ」も35.9%減の110億円と減少が目立った。半面、「事務用機器」は中国からの輸入が増えて、56.3%増の62億円と1月としては過去最高を記録した。

 1月の平均為替レートは1ドル=143円95銭と、前年同月に比べて11円87銭の円安・ドル高だった。日本の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.2%低下の5.4%だった。

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