11月の兵庫県一致指数、2カ月連続で低下 基調判断「下げ止まり」に上方修正

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【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した2023年11月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比微減の87.0だった。2カ月連続で低下した。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「下げ止まりを示している」とし、前月まで3カ月続いた「悪化を示している」から上方修正した。

 一致指数の低下は、着工建築物床面積の減少や、企業収益率の悪化が影響した。半面、労働投入量指数や有効求人倍率の上昇、百貨店・スーパー販売額の増加で補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比8.4ポイント低下の94.4と、2カ月ぶりに低下した。着工新設住宅戸数や新車新規登録台数の減少、鉱工業製品在庫率指数の上昇などが響いた。

  指数の基礎資料の改定などで過去に遡って指数を算出し直すことがあり、前月までの計数がこれまでに発表された速報値とは異なる場合がある。

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