12月の兵庫県有効求人倍率は1.04倍に上昇 「持ち直しの動きやや弱さ」据え置き
- 2024/01/30
- 08:49
【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が30日に発表した2023年12月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から0.01ポイント上昇の1.04倍だった。足元では飲食店や社会福祉・介護などで新規の求人が増えた。ただ傾向として新たな数値の動きは見て取れず、兵庫労働局は足元の雇用情勢に大きな変化はないと、情勢判断を据え置き。「持ち直しの動きにやや弱さがみられる」との見方を11カ月連続で示した。「物価上昇等が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」との見方も維持した。
有効求人数(季節調整値)は前月比1.9%増の8万5322件と2カ月ぶりに増加した。有効求職者数(同)は0.9%増の8万2119件と5カ月ぶりに増加した。原数値でみると有効求職者数は17カ月連続で前年同月を下回った。一方で雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は1.85倍と前月比で0.15ポイント上昇。2カ月ぶりの上昇だった。
新規求人数を原数値でみると前年同月比0.9%増の2万9099人と、10カ月ぶりに前年同月を上回った。「宿泊業・飲食サービス」が26.2%増の1877件。宿泊施設の新規開業に伴う新規求人のほか、給食サービス会社1社による大口の求人が寄与した。「医療・福祉」は4.1%増の9418件、「公務・その他」は7.3%増の1443件と、増加が目立った。半面、減少したのは「学術研究、専門・技術サービス業」が29.1%減の646件などだった。
厚生労働省が発表した同月分の全国の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍(季節調整値)と、前月比で0.01ポイント低下した。
- 関連記事
-
- 神戸空港、1月の旅客数3%増 速報値26万0577人 (2024/02/09)
- 11月の兵庫県一致指数、2カ月連続で低下 基調判断「下げ止まり」に上方修正 (2024/01/31)
- 12月の兵庫県有効求人倍率は1.04倍に上昇 「持ち直しの動きやや弱さ」据え置き (2024/01/30)
- 23年の神戸市部マンション発売35.5%減、価格は27.5%上昇 12月は60%減 (2024/01/26)
- 神戸空港、12月の旅客数は前年比3%減の27万人 年間では最高343万人 (2024/01/25)
広告
chevron_left
神戸市議会、1月補正予算案を可決 住民税均等割のみ・低所得子育て世帯に給付金 home
今日の株式・続伸か、米ダウが過去最高値 日経平均3万6300円近辺に上昇も
chevron_right