兵庫県、県立農業大で有機農業の専門コース 26年開講へ総事業費3.25億円
- 2024/01/31
- 06:25
【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真中央)は30日、兵庫県立農業大学校(法的には専修学校、加西市)に有機農業の専門コース「有機農業アカデミー(仮称)」を設置し、2026年4月の開講をめざすと発表した。総事業費は3億2500万円を計画しており、このうち7900万円を24年度の予算に計上する。環境負荷の低い農法として国内外の関心が高まっている有機農業に、興味を持つ就農希望者が増えていることに対応するのがねらい。
斎藤知事は30日に開いた有識者会議「第3回・有機農業を含む環境創造型農業推進施作検討会」の終了後、同検討会の辻村英之委員長(京都大学大学院農学研究科教授、写真右)、中山哲郎委員(稲美町長、同左)とともに取材に応じた。
有機農業の普及に向けて、有機野菜・有機酒米の販路拡大や、有機農法に関する理解醸成に向けた事業も展開。24年度予算に合計1200万円の計上を予定する。地域支援型農業(CSA)の普及に向けた生産者と消費者・企業の交流・広報行事やシンポジウムなどの開催、有機酒米を使用する日本酒の商品化支援、学校給食での有機米・有機野菜の活用、有機農業に関する正しい理解を促す消費者向け「有機農業塾」の開催などを予定する。
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