神戸マラソン、明石市延伸の新コースなど実行委に提言 25年の採用めざす

20240124神戸マラソン

【神戸経済ニュース】神戸マラソン実行委員会は23日、これまでの大会で浮上した課題の解決を目的に設置した「神戸マラソン将来構想検討委員会」がまとめた提言書を受け取った。神戸マラソン将来構想検討委員会の山口泰雄委員長(神戸大学名誉教授、写真左)が、実行委の松本俊裕会長(兵庫陸上競技協会会長、同右)に提言書を手渡した。折り返し地点を西に約2キロメートル移動させて、ゴールをメリケンパーク(神戸市中央区)など湾岸地区にする新コース案などが提言の柱。

 現行のコースは38キロメートル地点の前後というランナーが最も苦しい場面で、神戸大橋を渡るための大きな上り坂を迎えることが課題と指摘されていた。新コース案では神戸大橋を渡らずにゴールを迎えるようゴール地点を変更し、記録の出やすい平たんなコースにして、神戸マラソンの魅力を高めるのがねらいだ。そのために折り返し地点を明石市内に移動することで、神戸市、明石市、兵庫県が合意したと神戸市が12月5日に発表していた。

 「将来構想検討委員会」は2022年12月の設置後、23年12月まで5回の会合を開催して課題などを整理した。昨年12月の5回目の会合では、神戸市がコースを西に延伸する新コース案を検討委に提案し、これを提言に盛り込むことを検討委が決めた。検討委が新コース案を正式に実行委に対して答申したことで、実行委として新コース案の本格的に検討に入り、2025年の神戸マラソンから新コースでの開催をめざす。

 このほか提言には車いす種目の開催や、記録を問わないファンランの開催、海外に向けた積極的な情報発信なども盛り込んだ。実行委の松本会長は「神戸マラソンの今後については、今回の提言に基づいて実施可能なものから順次、実現に向けて準備を進めていく」と述べた。

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