神戸市とヤクルト販社2社が事業連携協定 資源回収ステーション活用などで

【神戸経済ニュース】神戸市と神戸ヤクルト販売(神戸市中央区)、兵庫ヤクルト販売(神戸市西区)の3者は22日、神戸市が同市内に展開している「資源回収ステーション」を活用した地域交流などについて事業連携協定を結んだと発表した。資源ごみを持ち込むゴミ出しをきっかけとして、資源回収ステーションで「ご近所」の交流が生まれつつあることに着目。健康や福祉に関するセミナーなどを開催することで、さらに幅広い世代の社会参加などをねらう。

 資源回収ステーションは、神戸市が21年度から開設を始めたプラスチック資源などの回収拠点。小学校の跡地などに現在14カ所あり、この1〜3月に8カ所増える。プラスチックを、歯ブラシや詰め替えパックといった形でさらに細かく分別して回収するのが特徴だ。より分別された質の高いプラスチック資源から、回収前と同じ用途の新品を作り出す「水平リサイクル」の実戦をめざす。

 ヤクルト2社は、資源回収ステーションの旧教室である会議室などを活用し、「腸元気生活のすすめ」「冬に備える免疫力アップ術」といった健康に関するセミナーを開催し、地域の福祉向上に寄与する。年度内はコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター、旧吾妻小学校=神戸市中央区)内の「あづま資源回収ステーション」と、ふたば学舎(旧二葉小学校、神戸市長田区)内の「ふたば資源回収ステーション」で各2回を予定する。

 昨年9月に乳酸菌飲料の容器回収・再資源化について連携協定を結び、「あづま」「ふたば」の2カ所では回収を始めたのが、今回の事業連携協定のきっかけになったという。健康に関するセミナーは24年度も順次開催する計画だ。さらにヤクルトの販売員(ヤクルトレディ)を通じた環境、健康、介護・福祉などの地域への情報提供なども展開する予定としている。

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