兵庫県と神戸市、珠洲市の避難所支援で出発式 「県市協調で被災地支援の契機に」

20240108県市出発式

【神戸経済ニュース】兵庫県と神戸市は8日、能登半島地震を受けて両県市が連携して送り込む、避難所支援の職員の出発式を兵庫県庁で開催した(写真)。県庁の玄関前には兵庫県の斉藤元彦知事と、神戸市の久元喜造市長がそろって、両県市の支援先である石川県・珠洲市に向けて出発する合計14人(うち県8人、市6人)の職員を見送った。職員らは現地で、避難所運営の支援や、物資の過不足に関する情報収集などを担当。1週間ほどで順次交代する支援要員の第1陣になる。

 出発する職員に斎藤知事は「寝る場所はおそらく体育館の2階になるなど、厳しい状況になるかと思うが、被災者をしっかり支援するという使命のもと、みなさんの安全管理も留意しながら現地を応援していただきたい」と訓示した。久元市長は、珠洲市では人口の過半数が避難していることから「避難所支援は初期対応の要になる、きわめて大きな任務」と指摘。「兵庫県、神戸市以外の自治体や、国からの職員らともチームワークを上手く作り、実効的な支援につなげてほしい」と職員らに期待した。

 出発式の終了後に記者団の取材に応じた斎藤氏は「それぞれの経験と教訓を生かしながら、被災地への支援を一緒に連携して進めるうえで、一緒に出発できたことに大きな意味がある」「息の長い被災地支援につなげたい」と述べた。久元氏は「珠洲市では兵庫県の職員も神戸市の職員も一緒に、厳しい任務に従事するので、一緒にお見送りしたかった」「県市協調で珠洲市をはじめとする被災地支援を展開する契機にしたい」と話し、両氏とも合同で出発式を開いた意義を強調した。

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