チャットGPTで原稿を自動作成する機能を追加 TOA、放送音声の作成サービス

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【神戸経済ニュース】放送音響機器のTOA(7809)は館内放送などのアナウンス音声を作成するサービス「YUTTE(ゆって)」に対話型の人工知能(AI)である「チャットGPT」を搭載し、アナウンス原稿を自動的に作成できるサービス「おまかせ文章作成」を追加した。アナウンス原稿の用途や作成の目的などと、作成する場所を入力することで、自動的に放送原稿を作成する。完成した原稿を手動で手直しすることもできる。(図は入力画面=TOA提供)

 これまで「YUTTE」でアナウンス音源を作成するには、原稿の文章を入力する必要があった。「おまかせ文章作成」を追加したことで、放送の業務経験がなくても簡単にアナウンス原稿を作成することができる。原稿ができれば「YUTTE」の従来機能を活用し、作成した音源を放送機器に乗せることで、よりタイムリーな情報提供・音声案内が可能になると同時に、担当者らの負担も軽減できる。

 「YUTTE」は5月に試作版の提供を開始した。パソコンに文章を入力するだけで、日本語を話す男性または女性の声の案内放送の音声を作成することができる。アナウンスに得意な人がいなくても、読み間違いもなく、はっきりとした発音で館内放送などを実施できる。話す際の抑揚の調整、チャイムやBGMの追加なども可能だ。作成した音声はパソコンからアナログ出力するか、「mp3」「wav」などの形式でデータ出力できる。

 TOAは「YUTTE」をネット閲覧ソフト(ブラウザ)から利用できる形で提供。2024年3月末まで試作版として無料提供を予定しているが、利用の際にはユーザー登録が必要だ。

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