兵庫県「ユニバーサルツーリズム」対応の34宿泊施設を認定 神戸市内6館

【神戸経済ニュース】兵庫県は4日、高齢者や障害者が気兼ねなく旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」を推進する条例に基づき、県内の宿泊施設34館を同県の基準を満たした施設と認定したと発表した。第1弾の認定で、このうち神戸市内は6館だった。「ひょうごユニバーサルなお宿」として、県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」に掲載する。認定を受けた施設は、認定を受けたのを示すロゴマークが利用でき、ユニバーサルツーリズムの専門家によるアドバイスも受けられる。

 兵庫県は条例で、ユニバーサルツーリズムの推進に前向きな民間の宿泊施設を支援し、情報発信することを決めた。支援を希望する宿泊施設はまず、ユニバーサルツーリズムに取り組むをことを「宣言」する。まず兵庫県は第1弾として68施設の宣言を集めていた。宣言した宿泊施設は、県が定める基準に到達するよう改装工事などを実施する場合に、県の補助を受けられる。条例は4月に施行し、全国初のユニバーサルツーリズムを推進する条例とされた。

 補助の上限額は工事内容に異なるが、2025年の国際博覧会(大阪・国際万博)までの2年間を重点期間として補助率を拡大。24年度までに着手すれば、エレベーターを含むバリアフリー改修工事の場合、1800万円を上限に費用の半額を補助する。改装などを実施して、73項目あるチェックリストのうち35項目以上を満たすようになった施設は、兵庫県が「ひょうごユニバーサルなお宿」として認定する。兵庫県は12月補正予算でも支援のための予算を拡充した。

 「HYOGO!ナビ」のトップページ上部にあるメニューのうち「お役立ち情報」をクリックすると現れる選択肢で「ユニバーサル情報」を選ぶと、ユニバーサルツーリズムに感する情報をまとめたページを表示する。同ページ内の「『ひょうごユニバーサルなお宿』とは?」の詳細を見ると、認定施設の場所を示した地図を表示する。神戸市内では「銀水荘兆楽」「神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ」「神戸ポートピアホテル」「神戸みなと温泉 蓮」「ホテルオークラ神戸」「ホテル花小宿」の6館。

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