7月の兵庫鉱工業生産、2カ月連続で増加 基調判断「横ばい」に上方修正

20230920鉱工業生産

【神戸経済ニュース】兵庫県が20日に発表した7月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比0.1%上昇の93.1だった。小幅ながら2カ月連続で生産の増加を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は「横ばい傾向となっている」として、6月まで3カ月続いた「一進一退で推移している」から上方修正。指数の振れ幅が落ち着いてきたことを示した。

 ただ主要9業種の生産指数のうち上昇したのは3業種にとどまった。指数に占めるウエートが最も大きい電気・情報通信機械工業」が6.3%増と伸びたほか、「輸送機械工業」が15.2%増と大幅に伸びた。「金属製品工業」も上昇。半面、「化学工業」「食料品工業」「鉄鋼・非鉄金属工業」が低下。「生産用機械」「はん用・業務用機械工業」「よう業・土石製品工業」の生産も減少を示した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)確報値は前月から1.8%低下の103.8だった。

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