兵庫県、総額90億円の9月補正予算案 台風7号の災害対応・本庁舎解体など

20230912兵庫県補正予算

【神戸経済ニュース】兵庫県は12日、総額90億円2700万円の9月補正予算案を発表した。台風7号の被害を受けた復旧復興など災害対応に53億円を充てる。国が追加で事業化を決めた道路への対応に20億円を充てるなど、「県民生活の安全・安心の確保」として30億円の予算を計上した。老朽化で耐震性の不足が判明している本庁舎1・2号館、議場棟などの解体設計に向けた予算も今回、初めて計上する。県民会館の耐震診断も実施する。

 本庁舎の整備を巡っては、耐震不足の庁舎の解体が終わる2029年までに126億円が必要になる見積もりも示した。まず今回は1号館、2号館、議場棟、別館、西館の解体、暫定緑地化に対する設計の費用として2億円を計上。3号館や生田庁舎、兵庫県公館などの屋上防水や電気・空調・配管などを更新する設計にも2億円を計上する。完成から54年が経過した兵庫県民会館の耐震診断に2000万円を計上した。

 「安全で豊かな生活の確保」の一環で、自転車ヘルメットの着用促進に向けた支援として7億9000万円を計上した。兵庫県のヘルメット着用率が4月現在で1.9%と、東京都の5.6%や大阪府の2.4%などに比べて低迷していることに対応する。65歳以上、18歳までに子供と保護者、大学生などを対象に、ヘルメットの購入代金1人あたり4000円を補助する。12月上旬にも申請受け付けを始めたい考えだ。

 補正予算案は20日に開幕する兵庫県議会「令和5年第364回定例会」に提出する。10月3日に開く本会議で議決して可決、成立する見通しだ。

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