斎藤兵庫知事「セトイチへ自転車道整備」 兵庫県と自転車トレックが連携協定

20230727兵庫県トレック協定

【神戸経済ニュース】兵庫県と米スポーツ自転車トレックの日本法人であるトレック・ジャパン(西宮市)は27日、公民連携でスポーツ振興をめざす「スポーツ連携協定」を結んだ。斎藤元彦知事(写真右)とトレック・ジャパンの田辺修一マーケティングマネージャー(同左)が兵庫県庁で、協定書の署名を交換した。スポーツ自転車を活用し、住民の健康増進に寄与することなどがねらい。兵庫県が他団体とスポーツ振興を掲げた連携協定を結ぶのは初めて。

 斎藤知事は9月18日に開催する、淡路島1周およそ150キロメートルの完走をめざす自転車のイベント「2023淡路島ロングライド150」に参加を検討。可能ならトレックに借りた電動アシスト付きスポーツ自転車(写真中央)に乗車したいという。斎藤氏は「ビワイチ(琵琶湖1周)とアワイチ(淡路島1周)は関西屈指のサイクル(自転車)イベントだが、セトイチ(瀬戸内海1周)に向けて、大鳴門橋の自転車道なども整備する」と語った。

 トレック・ジャパンの田辺氏は「小さい子供から年配の方々まで、サイクリングは生涯楽しめるスポーツ」という。「淡路島や六甲山ヒルクライム(山登り)など、兵庫県内には自転車を楽しむたくさんの環境があるので、企業と自治体が連携することで新しい可能性を広げていければ」と話していた。

 淡路島1周のために遠隔地から淡路島を訪れる自転車の愛好家も多く、自転車と旅行を組み合わせた「サイクルツーリズム」による地域活性化にも期待がかかる。さらにトレック・ジャパンは兵庫県内の直営店3店舗などを通じて、努力義務化された乗車時のヘルメット着用について啓発活動なども取り組みたい考えとしている。

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