神戸市、フラワーロードにサイクリングロード計画 南北の回遊性向上へ

20221204対話フォーラム

【神戸経済ニュース】神戸市は、山陽新幹線の新神戸駅から鉄道の駅が集まる三宮を通って神戸税関前に通じる道路「フラワーロード」に、サイクリングロードの開設を計画している。同市が4日に開いた「ネットモニター・高校生と久元市長の対話フォーラム」で久元喜造市長(写真)が明らかにした。観光客や買い物客など神戸市街を訪れた人が市街地を回遊しやすいよう、神戸市はシェアサイクル(共有自転車)の「コベリン」を2015年に設置。個人の自転車などの活用も進み、さらに市街地の回遊性を高めるのがねらい。

 フラワーロードは「神戸まつり」の会場としても使用され、南北に走る神戸のメーンストリートの1つ。ただ久元市長によると、東西の幹線道路などに比べて「交通量は、それほどでもない」という。フラワーロードでは現在、新神戸・三宮と、新港突堤西地区など再開発が進む「ウォーターフロント」(旧港湾部)を結ぶ連節バスが走っているが「これを将来はLRT、次世代型の路面電車で置き換える」(久元市長)という計画もある。新神戸と三宮の間には地下鉄もある。さまざまな交通機関で市街地の南北を往来しやすくして、新神戸地区などの活性化につなげる。

 神戸市が「ネットモニターと久元市長の対話フォーラム」を開催するのは昨年12月18日以来、ほぼ1年ぶり。これに今回、初めて高校生5人が加わり、合計22人が市長との対話に参加した。高校生からの「どの世代に向けて行政を展開しているのか」との質問に、久元氏が「赤ちゃんからシニア世代までの全部の世代」と答える場面もあった。対話フォーラムの終了後、久元氏は記者団に対し「高校生など10代の若い世代が意見を出してもらえるようなフォームを、来年度の予算の中で具体化したい」と話していた。

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