兵庫県の最低賃金、時給1000円か 最賃審「40円引き上げ」示す・10月から

【神戸経済ニュース】兵庫県の最低賃金は、過去最高の時給1000円になる見通しが強まった。中央最低賃金審議会(最賃審、厚生労働相の諮問機関)は28日に、2023年度の最低賃金の目安を決めた。兵庫県では現在の960円から40円の引き上げを求めており、これに基づくと1000円の大台に到達する見込み。近く兵庫地方最低賃金審議会(兵庫労働局長の諮問機関)を開き、兵庫県の最低賃金を決めるとみらる。10月1日から実施する見通しだ。

 中央最賃審は、最低賃金の全国平均を時給1002円とした。現在は961円で、引き上げ幅は過去最大の41円。全国平均が1000円を超えるのは初めてだ。物価上昇への対応を重視した。

 引き上げの目安は地域の経済状況によって都道府県をA・B・Cの3グループに分けて提示。東京や大阪など6都府県にあたるAグループは41円の引き上げを求めたが、兵庫県はBグループ。Cグループは青森や沖縄など13県で、39円の引き上げとした。22年度まではA〜Dの4グループに分けていたが、今回から3グループに改めて、地方の最低賃金が上がりやすい仕組みにした。

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