「三菱重工機械システム」が10月1日発足 産業社会基盤の3社統合

 三菱重工業は1日、完全子会社の「三菱重工機械システム」を10月1日付で発足させると発表した。本社は神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所の中に置く。三菱重工メカトロシステムズ(神戸市兵庫区)、三菱重工印刷紙工機械(広島県三原市)、三菱重工マシナリーテクノロジー(広島市)と事業分野「インダストリー&社会基盤ドメイン」に所属する3社を統合する。

 ITS(高度道路交通システム)や油圧・機械、立体駐車場、印刷紙工機など幅広い産業機械を開発・設計から製造販売、アフターサービスまで一貫して手がける。社長は三菱重でインダストリー&社会基盤ドメインを担当する長谷川守執行役員が就く。発足時の約2000人になる。

 グループ内の相乗効果を高めることを目的とした中小事業の再編の一環。人材や設備など経営資源の相互活用などで経営効率を高める。取り扱う製品がいずれも製品の寿命が長いうえ、景気の影響を受けやすいことから、3社の統合によって財務基盤の規模を確保して安定性を高め、景気の変動に対す耐性を高めるねらいも大きい。

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