神明、水産加工・流通の神戸まるかんを買収 議決権88%を取得

 コメ卸最大手の神明は31日、水産加工・流通の神戸まるかん(神戸市東灘区、松平親一社長)を買収したと発表した。同日付で神戸まるかんの議決権88%に相当する株式を取得した。水産物の加工流通は産地と消費地をつなぐ点がコメなどの農産物流通と共通することから、相乗効果が出ると判断した。神明がコメ以外に取り扱い品目を増やす施策の一環とみられる。 神戸まるかんは、1977年に創業した旧マルカン商事と日本魯星(神戸市東...

モロゾフのプリン総選挙、首位にカスタードプリン 投票総数2万6000票超

 モロゾフが31日まで実施したプリンの人気投票「歴代プリン人気総選挙」では、首位は3896票を獲得した「カスタードプリン」(写真=モロゾフのホームページより)だった。2位の「復刻カスタードプリン」が獲得した1691票を大きく引き離し、「定番の味」の根強い人気を改めて印象付けた。 モロゾフの「総選挙」は1日午前11時から31日午前11時まで投票を受け付けた。過去に販売した中から選んだ55種類のうち、1つのプリンには1...

川重、商船建造は中国シフト 神戸は潜水艦中心に・造船再建策

 川崎重工業は31日、船舶建造能力の削減を柱とした造船事業の再建策を発表した。国内の商船建造は坂出工場(香川県坂出市)に集約し、神戸工場(神戸市中央区)は潜水艦の建造を中心にする。坂出工場ではLNG(液化天然ガス)などのガス運搬船を中心に建造し、商船は主として中国の南通市と大連市にある海運大手の中国遠洋海運集団(COSCO)との合弁会社で建造する。海洋分野は収益が原油価格に左右されやすいため、建造中...

JR西日本子会社と神戸デジタル・ラボ、情報セキュリティーで業務提携

 JR西日本の子会社で広告会社のJR西日本コミュニケーションズと神戸デジタル・ラボ(神戸市中央区)は30日、広告に関連する情報セキュリティー分野でと業務提携すると発表した。広告主が運営するウェブサイトに対して、外部からの侵入に対する弱さを調べる「ぜい弱性診断」を共同で実施する。個人情報の取り扱いなどで求められる高い安全性の実現を支援する。 JR西日本コミュが持つ広告業界のノウハウと、神戸デジタル・ラ...

Gー7ホールディングス、明石の食品スーパーを買収 川瀬食品

 G-7ホールディングスは30日、明石市を中心に食品スーパーを展開する川瀬食品(明石市)を買収すると発表した。同日付で株式取得契約を調印した。5月1日付で川瀬食品の全株式を取得し、完全子会社化する。買収額は開示していない。 川瀬食品は明石市朝霧町の「フレッシュ&フレンドリーかわせ」など地域密着型の店舗を展開し、地元の支持を集めている。2016年12月期の売上高は18億円だった。G-7は業務スーパーや農産物の...

ポートタワーの南側に神戸の食材を生かしたレストラン 6月末に開業へ

 神戸港振興協会は30日、神戸港・中突堤のポートタワー(神戸市中央区)南側に神戸の食材を生かした料理を提供するレストラン・カフェ「SO. TABLE KOBE 0330」を出店すると発表した。6月末に開業を予定する。メリケンパークとハーバーランドの結節点である位置を活用し、かつて港湾施設だった再開発地域のにぎわいづくりに活用する。レストランは一般財団法人の地域から世界を考える会議(西宮市、武田年弘代表理事)が運営する...

16年の神戸港、コンテナ取扱個数が震災後最高 国内集荷策が奏功か

 神戸市は29日、2016年の神戸港でのコンテナ取扱個数が前年比3.5%増の280万1160個(20フィートコンテナ換算)だったと発表した。3年連続で増加し、前年に続き2年連続で阪神淡路大震災が発生した1995年以降の最高を更新した。過去最高は94年の292万個で、これに次ぐ高水準だ。 欧米行きなど基幹航路のコンテナ船に神戸港で積み替えるために、国内から神戸港にコンテナを集める「フィーダー」のコンテナが特に増加した。韓国・...

コープこうべ、「神戸のメロンパン」魅力伝える動画 KOBerrieS♪も登場

 生活協同組合のコープこうべ(神戸市東灘区)は、同社食品工場で製造したメロンパンを紹介する動画「神戸のメロンパンは、やっぱりこれ!」を公開した。コープこうべのキャラクターであるコーピーや、神戸を中心に活動するアイドルグループKOBerrieS♪が出演し、メロンパンの由来や魅力を楽しく説明する。  全国的にメロンパンといえばドーム型で、甘いビスケット生地をパン生地の上に乗せて焼く地域が多い。だが神戸では伝...

みなと銀など、バーベキュー運営会社に投資 「ひょうご観光活性化ファンド」活用

 みなと銀行は29日、2つの信用金庫などと共同出資した「ひょうご観光活性化ファンド」を活用して、バーベキューアンドコー(明石市)に投資したと発表した。同ファンドがバーベキュー社の第三者割当増資を引き受けた。出資額は1000万円。 バーベキュー社は明石市の大蔵海岸にあるバーベキュー施設「ブリッジテラス大蔵」(写真=ファンドの発表資料より)を運営する目的で1月、親会社のキャッスルホテル(明石市)が設立した。...

三宮再開発、バスターミナル整備のアドバイザー2グループとも 年内に基本計画

 神戸市は28日、三宮再開発に伴って建設する中長距離バスのターミナルで、基本計画のためのアドバイザーに2グループを選んだと発表した。13日に開いた公開の企画提案会には三菱地所が代表のグループと、森ビル都市企画(東京都港区)が代表のグループから応募があり、両グループともアドバイザーに選定した。今後はアドバイザーの意見を取り入れながら、今年中にもバスターミナル建設の基本計画をまとめる。  三菱地所などは、...

シスメックスと川重の共同出資会社が初の自社製品 高機能の手術台

 シスメックスと川崎重工業が共同出資したメディカロイドは28日、X線などで透視画像を撮影しながら実施するハイブリッド手術に対応した高機能の手術台「SOT-100 Vercia ヴェルシア手術台」(写真=発表資料より)を発売すると発表した。2013年に設立し、16年に本格稼働したメディカロイドで初の自社製品。同社が持つロボット技術を手術台に応用し、患者をさまざまな角度に素早く動かすことができる。  手術室内での位置と姿勢...

みなと銀、2020年度の純利益70億円以上を目標 中期経営計画

 みなと銀行は28日、2020年度の連結純利益を70億円以上にする目標などを盛り込んだ中期経営計画を発表した。支店での顧客を訪問する担当者らを増強することで、地域に密着した経営を一段と進める。来年4月に予定する関西アーバン銀行、近畿大阪銀行(大阪市中央区)との経営統合後も、兵庫県内での金融サービスで安定した経営基盤づくりを目指す。  これまでも取り組んできた兵庫県との連携協定に基づく産業振興や、神戸医療産...

神鋼環境、ごみ焼却場の建設でIHI子会社と提携 共同受注など目指す

 神鋼環境ソリューションは27日、IHIの子会社であるIHI環境エンジニアリングと、ごみ焼却場の建設を中心とした廃棄物処理施設に関する分野で包括的に提携すると発表した。販売活動などを一体化し、共同受注などを目指す。人口減に伴ってごみの排出量が減るなかで、互いに得意とする方式を持ち寄り焼却場の「品ぞろえ」を増やすのがねらい。 両社での活動は4月から開始する。ごみ焼却施設では神鋼環境は「流動床式ガス化溶...

神戸市、ヤフーの求人情報で「神戸特集」 27日から掲載

 神戸市は27日、ヤフーの求人検索サービス「Yahoo!しごと検索」で神戸の求人を特集したページ(画像)を同日に開設したと発表した。神戸市内の求人が検索できるほか、観光案内「Feel Kobe」のほか三宮再開発、住環境の良さを紹介するリンクなども設置。神戸で暮らす様子を具体的に想像できるようにして、神戸市内に若者を呼び込むのがねらい。 「Yahoo!しごと検索」のトップページの下部にポートタワーの写真を採用したアイコ...

上組、青森・八戸港の物流施設が営業開始 東北のコメなど取り扱い拡大

 上組は27日、八戸港(青森県八戸市)で建設していた食品やコメなどを取り扱う「八戸定温物流センター」(写真=上組の発表資料より)が完成し、25日から営業を開始したと発表した。主に東北地方での食品や、需要増が見込まれるコメの取り扱い拡大をねらう。 立地は八戸市豊洲にある「八戸港ポートアイランド」内で、土地の面積は1万9000平方メートル。鉄骨4階建てで、普通倉庫のほか庫内の温度と湿度を保つ定温倉庫、害虫を駆...

神戸市、港島クリーンセンターの完成を発表 川重など建設、設備管理20年間

 神戸市は27日、ごみ焼却施設「港島クリーンセンター」(神戸市中央区、写真=神戸市の発表資料より)が完成したと発表した。工事費は約230億円。4月1日から操業を開始する。ごみを焼却した熱で、最大で約3万世帯分の電力に相当する1万5200キロワットの電力を発電できる。川崎重工業と大林組が共同で建設し、2037年3月まで今後20年間は川重が設備管理業務を受託する。 1984年に完成した従来の港島クリーンセンターが老朽化...

神戸市議会、2017年度予算案を可決 2月議会は閉幕へ

 神戸市議会は27日に開いた本会議で、2017年度予算案を賛成多数で可決した。予算規模が今年度比7.4%増の7812億円になる一般会計のほか、特別会計、公営企業会計など神戸市が提出した予算案は全て可決した。共産による一般会計予算を組み替える動議は否決した。 予算案の可決で2月17日に開幕した市議会の17年第1回定例会(2月議会)は最大の山場を越えたことになる。28日は主な5会派から各1〜2人の議員が一般質問に立ち、...

今週の予定(3月27日〜4月2日)関西健康・医療創生シンポ、なだ桜まつりなど

▽3月27日(月)・神戸市議会本会議(10:00)・第9回都市における効率的なエネルギー利用のための制度等検討会(10:00)・国際義肢装具協会(ISPO)世界大会2019プレイベント(神戸ポートピアホテル、13:30)・井戸兵庫知事が定例記者会見(16:35)▽3月28日(火)・神戸市議会本会議(10:00)・2016年度(平成28年度)第2回 神戸市外国人市民会議(10:00)・関西健康・医療創生会議シンポジウム(兵庫県公館、13:00...

(解説)下がり続ける貸し出し金利の行方は? みなと銀など地銀3行統合

 みなと銀行、関西アーバン銀行、近畿大阪銀行(大阪市中央区)が2018年4月に経営統合すると3日に発表した後も、低金利に苦しむ地銀の再編を巡る報道などが相次いだ。大手銀行グループが地銀との関係を見直す動きも再編を後押しするが、銀行の根本的な収益力の回復にはつながらないとの見方も根強い。収益悪化を規模拡大で乗り切る戦略について、株式市場も懐疑的に見ているようだ。

■大手銀行グループは地銀と疎遠に
 みなと...

神戸・三宮に最大100席の劇場「シアター・エートー」 4月にプレオープン

 芸能プロダクションのPLACE(神戸市中央区)はJR三ノ宮駅から徒歩3分程度である中央区琴ノ緒町に、最大100席の劇場「神戸三宮シアター・エートー」(写真)を開設する。4月1日には「プレこけら落とし公演」として、神戸市出身のタレント松尾貴史さんと、西宮市出身の桂吉坊さんが出演する落語会を開催。6月には改めてこけら落とし公演を開くする予定で、既にチケットの販売を始めている。  同劇場のホームページに...

井戸兵庫県知事、5選出馬を表明 7月の知事選

 兵庫県の井戸敏三知事は24日の兵庫県議会で、7月2日に投開票する兵庫県知事選挙に立候補すると表明した。県議会の閉会後には県庁内で記者会見し、改めて出馬を表明したという。26日までにテレビ各局や新聞各紙などが伝えた。同氏としては4期目の任期が7月末に満了することに伴う選挙で、今回の出馬で5選目に挑む。 同氏を巡っては県議会の自民会派など80程度の団体が出馬を要請していたと伝わっていた。かねて同氏が5選出...

TASAKI、MBOで上場廃止へ 27日から2205円でTOB

 宝飾品のTASAKIは24日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。アジア系の投資ファンドであるMBKパートナーズなどが出資した投資目的会社がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株式の取得を目指す。買い付け価格は2205円と、24日の最終取引価格(1735円)を27%上回る。買い付け期間は27日から5月11日までの31営業日にした。TOBが成立すればTASAKIは上場廃止になる見通しだ。 海外進出に...

沢の鶴、創業300周年を記念した「純米大吟醸 一酒入魂」 25日0時発売

 沢の鶴(神戸市灘区)は25日に創業300周年を記念した清酒「純米大吟醸 一酒入魂」を発売する。300年間続けた酒造りの伝統や心意気を、この1本に詰め込んだ。 ふくよかな米の旨味を最大限に生かし、そのうえで大吟醸のフルーティーな香りを楽しめる。酒米作りに極めて適した地域とされる「特A地区」の三木市吉川町実楽で生産した山田錦を使用。精米歩合は33%と磨きをかけ、きめ細やかでバランスのとれた味わいにした。  同...

神戸市と姫路市、港湾・産業振興で連携協定 共同で姫路に企業誘致

 神戸市は23日、姫路市と港湾・産業振興に関して連携協定を結ぶことで合意したと発表した。神戸港に向けた貨物の増加に寄与する企業を、姫路市の対象地域に両市が協力して呼び込むことを柱とした。神戸港の港勢拡大に加え、姫路市の産業振興の両方を同時にねらう。 企業を呼び込む対象地域はひとまず姫路市の広畑富士地区と妻鹿日田地区としたが、今後は追加も検討する。企業誘致には神戸市が港湾運営会社の阪神国際港湾(神戸市...

伊藤園、西区の産業団地にコーヒー焙煎工場 隣接地を取得

 伊藤園は、神戸市が開発した西区の産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」にコーヒー豆の焙煎加工工場を建設する。昨年9月に稼働した緑茶飲料用の茶葉を製造する神戸工場(写真=神戸市の発表資料より)の隣接地、約1万6300平方メートルを神戸市から13日付で取得した。同社が展開するタリーズコーヒーの製品の生産能力を高める。土地を売却した神戸市が23日に発表した。  19年3月に操業を開始する計画。伊藤園は現在...

大和証券、神戸支店で約5000件の顧客情報を紛失 誤って廃棄か

 大和証券グループ本社傘下の大和証券は23日、神戸支店(神戸市中央区)で5132件の個人情報を紛失したと発表した。紛失したのは同社に口座を持つ顧客の書類や伝票などの書類で、1990年から2009年にかけて作成したもの。氏名や口座番号、電話番号、取引印、取引内容などが記載されていたという。 誤って廃棄し、溶解処理した可能性が高いという。このため外部に情報が漏れた可能性は低く、現在までに関連するとみられる不審な問い...

西区新庁舎、地上5階建て程度を想定 21年に完成・基本計画

 神戸市は23日、市営地下鉄の西神中央駅付近に建設を予定している西区役所の新庁舎建設で基本計画をまとめたと発表した。庁舎の規模は地上5階建て程度、延べ床面積1万500平方メートル程度を想定。建設費は土地の取得費用を除いて約45億円とした。2021年3月までの完成を予定する。 同日の定例記者会見で久元喜造市長は「選挙公約では西神中央駅前に分庁舎を作るとしていたが、その後の調整で庁舎を移転することができた」と説...

神戸市、アフリカとの連携に現地出身者 エチオピア国籍のエドリス氏

 神戸市は23日、今後の経済成長が見込まれるアフリカとの経済交流や連携を進める担当者に、エチオピア国籍のハサン・ケデュール・エドリス氏(33歳、写真=神戸市が公開した動画より)を採用したと発表した。「アフリカ神戸リエゾンオフィサー」として医療・新産業本部企業誘致部企業立地課に配置する。エドリス氏はエチオピアでは農業省に勤める国家公務員だった経歴を持つ。 エドリス氏は神戸情報大学院大学への短期留学をきっ...

訪日客向け交通パス「KANSAI ONE PASS」17年度は9万枚発行へ

 関西の鉄道9社局と関西経済連合会などは23日、観光地での特典などが付いた訪日外国人観光客向け交通ICカード「KANSAI ONE PASS(カンサイ・ワン・パス=写真、発表資料より)」を4月17日から本格的に販売すると発表した。16年4月から試験的に販売を開始したが、販売枚数は2月末までに5万枚を突破。販売価格を従来の3000円から2000円に引き下げ、17年度は9万枚の販売を予定する。 JR西日本の「ICOCA(イコカ)」をベー...

モロゾフ、10株を1株に株式併合 売買単位も10分の1に・8月1日から

 モロゾフは23日、8月1日付で現在の10株を1株に併合したうえで、東京証券取引所での売買単位を現在の1000株から100株に変更すると発表した。東証など国内証券取引所は売買の単位を原則として100株に統一するよう上場会社に求めており、これに対応するのがねらい。 売買単位は引き下げるが、株式併合によって売買単位あたりの金額を現在と同水準に維持する。株式併合によって、現在10株以上を保有する株主の議決権数には変更が...

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