神戸・三宮の路線価、3年ぶり上昇 店舗需要が回復傾向で

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【神戸経済ニュース】国税庁は1日、相続税や贈与税などの算定基準にする路線価の2023年分(1月1日現在)を発表した。神戸市の最高地点は中央区三宮町1丁目(三宮センター街)で、前年比10万円上昇の1平方メートルあたり500万円だった。同地点の上昇は3年ぶり。値上がり率は2.0%になった。同地点は神戸税務署管内での最高路線価だ。

 新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったことで、店舗需要が回復したとの見方から中心市街地の路線価は軒並み上昇している。加えて三宮再開発で、JR三ノ宮駅の新駅ビルや、バスターミナルビル1期の具体的なイメージが昨年発表されたことで、先行きの土地需要や店舗需要などに期待感も浮上したことで、22年までの2年連続の下落が、上昇に転じたとみられる。

 兵庫県全体の路線価は平均値で0.5%上昇。比較可能な2009年以降では初の上昇になった。19年の前年比横ばいを挟んで、昨年まで13年連続で下落していた。兵庫県内で最も上昇率の大きい最高路線価は芦屋税務署の芦屋市船戸町(JR芦屋駅前)で7.6%上昇の99万円。神戸市内では長田税務署の最高路線価である神戸市長田区若松町5(市道若松線)と、須磨税務署の最高路線価である神戸市須磨区飛松町3(板宿本通商店街)と、同値で前年比2.6%上昇の40万円と上昇が目立った。

 路線価とは、主要な道路に面する土地の1月1日時点の1平方メートル当たりの価格のこと。国税庁が毎年7月に公表する。「公示地価」「基準地価(都道府県地価調査)」と並んで主要な地価の指標になっている。

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